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「奥羽本線」は、区間によって特性のあるユニークな長大幹線!

鉄道
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奥羽本線は、福島県福島市の福島駅から、山形県山形市・秋田県秋田市などを経由し、青森県青森市の青森駅に至る、営業キロ484.5キロもの長い路線です。


この奥羽本線、営業キロが長いため、よく何区間かに線区を分けて考えられますが、線区の特性・列車の運行系統上、私は次の3つの区間に分類されると思います。

  1. 福島~新庄間(148.6㎞)
    【愛称:山形線】
  2. 新庄~秋田間(150.1㎞)
    【通称:奥羽南線】
  3. 秋田~青森間(185.8㎞)
    【通称:奥羽北線】

今回は、長大幹線である「奥羽本線」が、なぜ?この3つの線区に分類されるのか?

その、特性上の理由と、線区の特徴などをお伝えしたます!

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福島〜新庄間(148.6km)愛称:山形線(ヤマガタセン)

この区間は、山形新幹線が東北新幹線から直通運転するため全区間で線路幅が標準軌ですが、一部 山形〜羽前千歳間(4.8km)が左沢線・仙山線が乗り入れるため標準軌と狭軌の単線並列となっています。

また、舟形〜新庄間の途中から陸羽東線が並走し、陸羽東線 南新庄〜新庄間(4.9km)陸羽東線と奥羽本線が並列するかたちとなります。

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新庄〜秋田間(150.1km)通称:奥羽南線(オウウナンセン)

この区間は、新庄〜大曲間(98.4km)が狭軌、大曲〜秋田間(51.7km)が秋田新幹線が東北新幹線から田沢湖線を経由して直通運転するため標準軌と狭軌の単線並列となっています。

その単線並列の区間でも神宮寺〜峰吉川間(12.4km)は、狭軌側の線路の外側にもう1つレールがある三線軌という軌道になっていて標準軌用の車両と狭軌用の車両がどちらも走行できるようになっています。

この三線軌の区間は、ダイヤ作成上、秋田新幹線の列車が走行しながら行き違いができるようにした区間と言えます。

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秋田〜青森間(185.8km)通称:奥羽北線(オウウキタセン)

この区間は、全区間が狭軌となっていて、日本海縦貫線を構成する線区の一部となっています。

そのため、北海道〜関西間などの貨物列車が運行されているのが特徴と言えます。

また、この区間には土崎駅から分岐し、秋田港駅まで延びる貨物支線があります。

この秋田港駅までの線路は貨物専用線ですが、最近では秋田港駅がフェリーターミナルと近接していることから、クルーズ船の乗客が秋田駅前や県内各地へ足を運ぶためのアクセスとして、クルーズ船寄港時に臨時の旅客列車も運転されています。

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