PR

小坂鉄道レールパーク

鉄道
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク
Amazon.co.jp

秋田県小坂町にある小坂鉄道レールパーク!


ここは、かつて営業していた小坂鉄道の廃線跡や施設を利用した鉄道のテーマパークです。


ここの目玉のひとつは、通称ブルートレインと言われる「寝台特急あけぼの号」で使用していた24系寝台客車を利用した宿泊施設「ブルートレインあけぼの」!

今では運行がなくなったブルートレインの寝台車に宿泊できることで、大人気の施設になっています!

しかも、宿泊料はリーズナブルな料金となっています。


その他にも、貴重な鉄道車両や、営業で使用していた備品、廃線跡を走るレールバイクディーゼル機関車運転体験など、観て学んで体験できる!鉄道テーマパークです!


今回は、小坂鉄道レールパークについてご紹介したいと思います。

この建物は、旧・小坂鉄道の小坂駅舎だった建物です。

1909年(明治42年)に小坂鉄道が開業したときに建築されたもので、築111年の建物だそうです。

とても貴重な建築物です。

そして、これが小坂鉄道レールパークの入口になります!

まずは、駅舎の待合室に入り、受付で入場券を買います!

駅舎に入ると、正面に「きっぷうりば」と書かれた窓口があります。

ここは、小坂鉄道が営業している当時、実際に使われていた出札窓口(切符売場)です。

ここで、レールパークに入るための入場券を買います。

受付の横には、小坂鉄道レールパークの関連グッズが売られています!

思わず買いたくなるのが鉄道ファン!

そして、すべてお手頃な値段で売られているので、ますます買ってしまいます(笑)

旧駅舎のなかは、開業当時に使用されていた時刻表や運賃表などの備品類を利用し、営業当時の雰囲気が再現されています。

「連絡旅客運賃表」と書かれています。


当時、国鉄線(現JR線)から小坂鉄道に乗り換えてきたお客さま用の運賃表ですね。

小坂駅は終点なので、列車の到着時刻表ですね。

旧駅舎のなかは、とても良い感じのノスタルジーが漂っています!

すばらしい!

それでは、さっそくレールパークに入場したいと思います。

レールパークの入場券は、硬券の切符になっていて、旧・改札口で検鋏でハサミを入れてもらって入場します。


このような切符にハサミを入れてもらうような体験も、今では体験することができなくなったので、おもしろい体験になります!

改札を通ってレールパークに入場すると、そこは旧・小坂駅のホームになります。

このホームに、24系寝台客車が車庫から移動してきて、宿泊施設「ブルートレインあけぼのになります。

ホームにある駅名標も、開業当時のものがそのまま残っています。

とても貴重であり、良い雰囲気を醸し出しています!      

ホームには、キロポストやタブレットキャッチャーがあります!

入場してホームを左手に歩いていくと、屋根のある車両展示場があります。

まず初めに、小坂鉄道11号蒸気機関車が迎えてくれます!

これは、大正15年(1926年)に小坂鉄道に登場した蒸気機関車で、レール幅762㎜という日本の在来線の一般的なレール幅よりも狭い線路用の機関車です。

昭和37年(1962年)に小坂鉄道が日本の一般的な在来線のレール幅に改軌するまで活躍しました。

この蒸気機関車は、小坂鉱山の発展に貢献した小坂鉄道の歴史を伝える極めて貴重な資料として、平成11年(1999年)に秋田県の有形文化財に指定されています。

運転室内

このような、日本の一般的な線路幅よりも狭い、ナローゲージまたは特殊狭軌線と呼ばれる線路を採用した鉄道は、当時、各地に存在しました。

かつて、岩手県花巻市を走っていた「花巻電鉄」や、山形県真室川町を走っていた「真室川森林鉄道」なども、そのひとつです。

どちらも、11号蒸気機関車と同じレール幅762㎜を採用しています。

11号蒸気機関車のうしろには、貴賓車がつながれています。

この貴賓車は「ハ1貴賓客車」という車両で、大正10年(1921年)に当時の天皇陛下ご夫妻が小坂鉱山をご見学に来られたときに、お召し列車として使われた車両だそうです。


オープンデッキの木造客車で、とても貴重な車両です。

貴賓車の車内は、当時の特別車ということがわかる、凝ったつくりの車内になっています。

車両側面のエンブレムには、「これを見つけると幸せになれる!」という秘密のマークがあります!


気になる方は、来場したときに、スタッフさんに聞いてみてください!

貴賓車のうしろには、トロッコTMC200形モーターカーがあります。

これは、観光トロッコとして使われている車両で、お客さまを乗せてレールパーク構内を運行します!

そして、その横には「キ115形」ラッセル車があります。

このラッセル車は、国鉄「キ100形」ラッセル車を新潟の国鉄 新津工場から譲り受けたもので、越後から来たので「キ100形」のイチ・ゴ(エチゴ)として、「キ115形」としたというエピソードがあるそうです!

小坂鉄道レールパークでは、冬期間に除雪体験にも使用されるそうです。

レールパーク構内には、いろいろな車両が展示されていますが、車両が展示されている近くには、その解説板があります。

貴重な車両や歴史を学ぶことができます!

キ115形ラッセル車の前あるのは、小坂鉄道で使われていた貨車です。

2軸車で、車掌室のようなものが付いている貨車でした。小坂鉄道オリジナルの貨車だと思われます。

ラッセル車のうしろには、小坂鉄道の旅客列車として使われていた「キハ2100形」ディーゼルカーがあります。


その他にも車両が保存・展示されていますので、ご来場になったときにご覧になってください!

改札口(入場口)に戻り、今度は右手の方向に進むと、機関車庫があります。

この機関車庫に、小坂鉄道で使われていた主力のディーゼル機関車と「ブルートレインあけぼの」の24系寝台車が格納されています!

線路を渡って、機関車庫に向かいます!

途中、機関車庫の横に、小坂駅の出発信号機だったであろう腕木式信号機が見えます!この腕木式信号機もかなり貴重です。

そして、いよいよ機関車庫に入ります!

機関車庫の入口に立つと、いました!

ブルートレイン!
24系客車!

ブルーの車体がカッコイイ!
(人*´∀`)。*゚+

機関車庫の入口にある車両は、スロネ24形 551号車です。

この車両は、A個室寝台 『シングルDX(シングルデラックス)』の車両です。

そのうしろに連結されているのが、オハネ24形 555号車です。

この車両は、B個室寝台『ソロ』の車両です。

オハネ24形には、寝台特急「さくら」東京行きのサボが出されていました!


小坂鉄道レールパーク、あそび心があっていいです!

その他、開放型寝台で車掌室の付いているオハネフ24形12号車、ディーゼル発電機が搭載されている電源車のカニ24形511号車の合わせて4両の24系客車が保存されています。

そして、ブルートレイン24系が置かれている隣の線路には、小坂鉄道で活躍していた「DD130形」ディーゼル機関車が3台置かれています。

DD131

DD132

DD133

このディーゼル機関車は、小坂鉄道を運営していた同和鉱業株式会社の発注により新造された機関車ですが、国鉄のDD13形とほぼ同型です。


小坂鉄道での現役時代は、長大なタンク車をDD130形が三重連で運行される姿が多くの鉄道ファンを魅了しました!


現在は、小坂鉄道レールパークで、ディーゼル機関車の運転体験の主役として活躍しています。

ちなみに、運転体験をしなくても、レールパークに入場した人は、DD132形ディーゼル機関車の運転室に入って、運転室内を見学することができます。

ふつうは見ることのできない、機関車の運転室を見て触れる、貴重な体験となります!

その他、機関車庫には、エボルタ電池で走行チャレンジした車両や、腕木式信号機の部品、機関車のディーゼルエンジンなども展示されています。

また、機関車庫の一画には、「小坂鉄道 歴史展示室」があります。

ここには、小坂鉄道の歴史を知ることができる貴重な資料や備品がたくさん展示されています。

小坂鉄道の旅客列車で運用されていた主力車両「キハ2100形」の模型。

駅で使われていたスタンプや運賃表。

列車が遅れたときに、お客さまに告知・案内のために使われていた掲示。

貨車の行先がわかるように、貨車の側面などに付けられていた札だと思われます。

「秋田貨物」
羽越本線の「中条」
男鹿線の「船川港」
大阪の「梅田」

などがあります。

なかなか興味深いです!

車掌が使っていた備品。

車両に使っていた、いわゆる「サボ」

車両の側面か全面に掲示していたと思われます。

その他、興味深い貴重な資料がたくさんあります。

24系寝台客車が車庫から移動してきて、ホームに据え付けられ、宿泊施設「ブルートレインあけぼのとして使用するときは、このようになります!


一度は泊まってみたいですね!
(*^-^*)

鉄道ファンじゃなくても楽しい!

観て学んで体験できる!鉄道のテーマパーク!

小坂鉄道レールパーク」に、ぜひ訪れてみてください!

【保存車両に関する記事】

【鉄道系の資料館に関する記事】

Amazon.co.jp
タイトルとURLをコピーしました