こんにちわ!
irukaです。
(*^▽^*)
今回は、秋田内陸縦貫鉄道の「急行もりよし号」に乗車してきました!
急行もりよし号の運行区間は、角館(かくのだて)~鷹巣(たかのす)間ですが、わたくしが乗車した区間は、角館駅から阿仁合駅(あにあいえき)までです。
わたくしiruka、じつは今回初めて秋田内陸縦貫鉄道を阿仁合駅まで乗車しました。
また、「急行もりよし号」にも初乗車でした。
感想から言うと、「素晴らしい路線」でした。
車両も様々な工夫を凝らした車両が数多く走っているし、なんと言っても沿線のロケーションがサイコーでした!
今回の乗り鉄で、秋田内陸線のファンになってしまいました!
さらに、今回は諸事情により阿仁合駅までしか乗りませんでしたが、その阿仁合駅がとても気に入ってしまいました!
詳しくは、この記事でお伝えします!
秋田内陸縦貫鉄道は、秋田の内陸を県南から県北に貫く第3セクター鉄道
秋田内陸縦貫鉄道は、通称「秋田内陸線」と呼ばれる第3セクター鉄道です。
秋田新幹線・田沢湖線の角館駅(秋田県仙北市角館町)から奥羽本線の鷹ノ巣駅(秋田県北秋田市)まで、営業キロが94.2㎞もある第3セクター鉄道です。
第3セクター鉄道で営業キロが94.3㎞もある鉄道は、とても珍しい存在です。
秋田内陸線は、秋田県南の仙北市角館から、秋田県北の北秋田市まで、内陸の山間部を南北に貫きます。
急行もりよし号への乗車は、急行券も必要
急行もりよし号に乗車するため、まずは切符を購入します。
角館駅は、JR角館駅と、それに隣接して秋田内陸縦貫鉄道の角館駅があります。
今回は、急行もりよし号に乗車するので、秋田内陸縦貫鉄道の角館駅で切符を購入します。
こちらが、角館→阿仁合の乗車券。
そして、こちらが急行もりよし号に乗るための急行券です。
秋田内陸縦貫鉄道では、お得なフリーきっぷも発売しているので、ご自分の旅行計画に合わせた切符の購入を、おすすめします!
切符を購入したら、改札を待ちます。
秋田内陸線 角館駅は、改札口で係員の改札を受けて、ホームに入ります。
この日の急行もりよし号は、増結3両編成
発車10分前になると改札が始まり、さっそくホームへと向かいます。
ホームに入ると、停車していた急行もりよし号は、なんと3両編成!!
通常は1両での運転ですが、この日は貸し切りの車両が2両増結されていました。
秋田内陸線で、3両運転はなかなか見られないので、この日はラッキーです!!
(*^▽^*)
貸し切り車両である最後部車両には、『ワンデーオーナー』のヘッドマークが付けられています!
1両目(先頭の車両)は、AN-8806
鷹巣方の一番先頭に連結されていた車両は、AN-8806です。
この車両の外観は、赤い色をベースに、秋田犬(あきたいぬ)と沿線の景勝地をイメージしたイラストがデザインされています。
秋田内陸線 角館駅のホームは、2両編成までしか対応していません。
なので、3両編成の列車は、先頭車両がホームからはみ出します!
今回の急行もりよし号は、3両編成だったので、ホームからはみ出した先頭車両の前のドアは締め切り扱い。
乗客は、ホームにかかっている先頭車両うしろのドアから乗降するようになっていました。
これも、おもしろかったです!
AN-8806の車内は、このようになっています。
座席はクロスシートですが、ドア付近に一部ロングシートがあります。
シートの色はオレンジを基調とした明るい色です。
座席は柔らかくて、ふかふか!
座り心地は良いですが、シートピッチは狭いです。
この日は、この先頭車両のAN-8806が、通常のお客さまを乗せる車両として運行されました。
1両目と2両目との間にある貫通ドアは閉じられ、通常のお客さまが乗る車両と貸し切り車両との行き来はできなくなっていました!
2両目(中間の車両)は、AN-8801
2両目に連結されていた車両は、AN-8801です。
この車両の外観は、黄色をベースに、沿線のお祭りをイメージしたイラストがデザインされています。
この車両は、今回、貸し切り車両として連結されています。
車内は、このようになっています。
先頭に連結されている、AN-8806と、ほぼ同じですね。
3両目(後部の車両)は、AN-8905
一番うしろに連結されていた車両は、AN-8905です。
AN-8905は、秋田内陸縦貫鉄道の観光列車「鉄の3兄弟」と呼ばれる車両のひとつ『秋田マタギ号』です!
車内は、このようになっています。
各ボックスにテーブルが付いていて、内装も木目調で特別感がある車内です。
ホームから、3両編成の急行もりよし号を見ると、やはり迫力があります!
ふだん1両での運行が主な秋田内陸線で、3両編成の列車は貴重でした!
角館駅ホームの横にある車庫には、AN-8803が入っていました!
秋田内陸縦貫鉄道は、車窓が絶景!
急行もりよし号の角館駅の発車時刻は、11時05分。
出発信号機が、青色の進行現示になると、まもなく発車します!
急行もりよし号は、多くのお客さまを乗せて、角館駅を時刻どおりに発車!
急行もりよし号は、急行列車なので、途中駅を通過して、主要駅にのみ停車して行きます!
最初の停車駅は、西明寺(さいみょうじ)
日本で一番大きな栗である「西明寺栗」の産地です!
温泉施設「クリオン」も駅の近くにあります。
その次の停車駅は、松葉(まつば)
秋田内陸縦貫鉄道は、国鉄線から第3セクター鉄道に転換された鉄道ですが、全線が開通したのは第3セクター鉄道に転換してからという珍しい鉄道でもあります!
国鉄時代、南側が角館~松葉間の角館線(通称:松葉線)、北側が鷹巣~比立内間の阿仁合線として営業されていて、第3セクター鉄道に転換してから、松葉~比立内間が開通し、全線開通となりました。
なので、国鉄時代は、この松葉駅までしか線路がありませんでした。
ここから先は、秋田内陸縦貫鉄道で開通させた線路になります。
ちなみに、旧 国鉄 角館線(通称:松葉線)は、国鉄 横手機関区の乗務員が乗務していました。
松葉付近からは、山間部に入っていきます!
松葉の次は、上桧木内(かみひのきない)に停車。
ここは、紙風船上げで有名な場所です。
今回、初めて秋田内陸縦貫鉄道に乗って、そのロケーションの良さに驚きました!
車窓の風景が絶景です!
こんな素晴らしい車窓を楽しめます!
上桧木内駅と、その次の停車駅 阿仁マタギ駅の間には、秋田県内で一番長いトンネルがあります。
阿仁マタギ駅では、マタギがお出迎え!
ここの駅の近くには、クマ牧場があります。
また、打当温泉(うっとうおんせん) マタギの湯も近くにあります。
打当温泉では、連絡をすると、阿仁マタギ駅まで送迎してくれます!
阿仁マタギを出ると、ほどなく比立内(ひたちない)に停車。
旧 国鉄 阿仁合線は、ここから鷹巣までの路線でした。
比立内駅の近くには、道の駅あに「マタギの里」があります。
比立内を出ると、次は阿仁合に停まります。
根子集落(ねっこしゅうらく)の入口の駅「笑内(おかしない)」を通過。
「笑内(おかしない)」は、難読駅名でもありますね!
阿仁合駅のひとつ手前の駅、荒瀬駅(あらせえき)を通過!!
進行方向 左側に阿仁川が近づいてくると、まもなく阿仁合駅に到着です。
阿仁合駅は、とても楽しい駅だった!
急行もりよし号は、時刻どおりに阿仁合駅に到着!
わたしは、今回の目的地が阿仁合駅だったので、阿仁合駅で下車。
鷹巣に向けて発車して行く急行もりよし号をお見送りします!
阿仁合駅には、秋田内陸線の車両基地が併設
阿仁合駅には、秋田内陸縦貫鉄道の車両基地が併設されています。
せっかくなので、構内を見学!
秋田内陸縦貫鉄道オリジナルカラーのAN-8804です。
唯一の登場時カラーで残っているAN8800形です。
なんと!
車庫の横には、急行もりよし号で使われていた展望車のAN8900形が!!
この車両は、1989年4月1日の秋田内陸縦貫鉄道 全線開通に合わせて運行を開始した車両で、流線型が特徴のパノラマ展望車です。
主に、急行もりよし号に運用されていましたが、2021年9月12日のラストランを最後に、現在は引退して留置車両となっています。
AN-8904
現役時代と同じヘッドマークを付けたままでした!
AN-8901
車体が、だいぶ傷んでいますね。
それにしても、引退してしまったのが惜しいです。
AN-8904形のラストランに関する記事が、このブログにありますので、良かったらご覧ください!
構内には、保守用車両も留置してありました。
これは、線路のバラストを運搬するための車両ですね。
現在は使用されていませんが、腕木式信号機がありました!
この信号機も貴重な信号機です。
阿仁合駅は、駅舎自体が楽しめる!
阿仁合駅は、三角形のデザインが特徴的な駅舎です!
阿仁合駅の駅舎には、観光施設やお土産店の他、名物レストラン「こぐま亭」などが併設されています。
こちらが、阿仁合駅の駅舎内です。
正面が改札口で、改札口の横が切符の発売窓口となっています。
駅舎内は、天井が高く開放的で、とても明るいです!
壁面の上部には、「しあわせのえき 阿仁合駅オーナー」の名前が記されたメモリアルボードが掲出されています。
そして、こちらが阿仁合駅の名物レストラン「こぐま亭」です。
「こぐま亭」は、とてもおいしいレストランです。
詳しくは、このブログの「こぐま亭」に関する記事を、ぜひご覧ください!
阿仁合駅前にも、見どころがたくさん!
阿仁合駅前にも、見どころがたくさんありました!
阿仁合駅のすぐ右手には、秋田内陸縦貫鉄道に関する資料が展示されている「内陸線資料館」があります。
「内陸線資料館」に関する詳しい内容については、当ブログに記事がありますので、ぜひご覧ください!
また、「内陸線資料館」のうしろの方にある伝承館の前には、新橋~横浜間に日本で最初の鉄道が開業したときに使われていた日本最古のレールがあります!
「日本最古のレール」に関しては、当ブログに詳しい記事がありますので、ぜひご覧ください!
以上、秋田内陸縦貫鉄道「急行もりよし号」角館~阿仁合間、乗り鉄の旅でした!
皆さまも、ぜひ!秋田内陸縦貫鉄道にご乗車ください!
おすすめです!
(^^♪
【当ブログの乗車記】