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「つばさ号」と言えば、山形新幹線「つばさ号」ですが、そのルーツは「特急つばさ号」にあります。
特急つばさ号の運行が開始されたのは1961年10月からで、上野〜秋田間を奥羽本線経由で結ぶ特急列車として運行が開始されました。
1982年6月に東北新幹線 大宮〜盛岡間が開業し、同年11月から、一部の列車が福島〜秋田間の運行となりましたが、東北新幹線開業後も上野〜秋田間を通して運行される列車が残りました。
その後、山形新幹線の建設工事で福島〜山形間が運転休止となった関係で、1991年(平成3年)8月27日からは運行経路が仙山線経由となり、仙台発着の列車が設定されました。
1992年7月の山形新幹線開業によって、列車名の『つばさ』が山形新幹線の列車名となったため、特急つばさ号の運行は終了しました。
山形新幹線 福島〜山形間の開業で特急つばさ号の運行は終了しましたが、特急つばさ号の山形〜秋田間の輸送を引き継ぐ特急列車として、特急こまくさ号が設定されました。
特急こまくさ号は、特急つばさ号の車両(485系)と停車駅をそのまま引き継ぎ、山形新幹線のフィーダー輸送と山形〜秋田間の地域輸送の使命を担いました。
そして、特急こまくさ号は山形新幹線の新庄開業まで運行されました。
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