こんにちわ!
ひさしぶりの投稿になりました。
irukaです!
(*^-^*)
今回は、秋田県能代市にある国登録有形文化財「旧料亭 金勇」を見学してきたので、ご紹介します!
「旧料亭 金勇」の基礎知識
秋田県能代市は、かつて「東洋一の木都」と称された街
「旧料亭 金勇」は、秋田県の能代市にあります。
能代市は、秋田県の県北地域にあり、日本海に面した港町です。
また、県北地域を内陸部から横断してくる一級河川「米代川(よねしろがわ)」の河口にある街として発展し、秋田杉の木材加工の街として栄えました。
明治中期、秋田木材株式会社が機械製材を導入してから、木材加工業は急速に発展し、能代の街には製材工場が数多く建ち並びました。
そして、能代で製材された材木は、日本国内のみならず、海外にも多く輸出され、「東洋一の木都」と称されるまでに発展しました。
「料亭 金勇」は材木界の迎賓館として建てられた!
「東洋一の木都」と称されるまでに発展した「能代」の街。
材木の街として栄華を極めた能代には、材木界の取引先の方々が多く訪れました。
その取引先の方々をおもてなしするための迎賓館として建てられたのが「料亭 金勇」です。
「料亭 金勇」は、七つの大屋根を持つ入母屋(いりおもや)が特徴的な数奇屋造り(すきやづくり)と呼ばれる建物で、天然秋田杉の良材を余すことなく使用した上品な造りが特徴です。
その上品な造りが、「東洋一の木都」と称された街「能代」の栄華を今に伝えています。
そして、現代の私たちは、その華やかで上品な造りに心を魅了されます!
現在は、観光交流施設「旧料亭 金勇」として能代市が運営
「料亭 金勇」は、平成10年に国の有形文化財に登録。
そして、平成20年に料亭としての運営を終了し、平成21年に4代目当主が能代市へ土地と建物を寄贈。
その後、能代市で耐震補強工事などを施し、平成25年から観光交流施設「旧料亭 金勇」として開館しています。
「旧料亭 金勇」を見学!
と、いうことで、わたくしirukaが実際に「旧料亭 金勇」を見学してきましたので、ご紹介します!
(^^♪
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まずはここが「旧料亭 金勇」の入口です。
立派な門構え!
(`・ω・´)
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「旧料亭 金勇」の表示!
そして、これが「旧料亭 金勇」です!
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上質な秋田杉の良材を余すことなく使用されたことが伝わる上品な建物です!
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「旧料亭 金勇」の概要が書かれている案内。
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国登録有形文化財である表示板。
さっそく玄関を入ると、左手に受付があります。
入館料は無料です。
来館者名簿に記名をして入館します!
入館して最初に目に入ったのが、玄関ホールの奥にある喫茶コーナーの能代立佞武多(のしろたちねぷた)
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立佞武多といえば、青森の五所川原が有名ですが、能代でも行っています!
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こちらが喫茶コーナー!
そして、右手に進んでいくと、この「旧料亭 金勇」の見どころのひとつである、1階の廊下になります!
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この1階廊下は、幅1間、長さ25メートルもある廊下に継ぎ目が一つもない特注の畳敷きが敷かれています。
長さ25メートルもある廊下に、継ぎ目一つない畳敷きは圧巻です!
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この廊下のためだけに作られた畳敷きなのが凄いですね!
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25メートルも継ぎ目一つない畳敷きは、本当に圧巻でした!
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1階にある「満月の間」
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1階「川風の間」
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金勇で使われていた、お銚子と杯が飾られていました。
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1階「田毎の間」
ここは、政治家や上客が会合や商談に使った部屋だそうです。
この部屋には、会食の様子が再現されていました!
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1階「上げ汐の間」
ここには、能代の伝統工芸品「能代春慶(のしろしゅんけい)」や現代の名工 武田久雄氏作の「組子建具(くみこたてぐ)」などが展示されていました。
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組子建具とは、和風建築の「ふすま」「障子」「らんま」などの建具に用いられる日本の伝統技術だそうです。
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日本三大春慶のひとつ「能代春慶」
「春慶」とは、「春慶塗り」とも言われ、漆塗り(うるしぬり)の技法のひとつです。
木目の美しさが見えるように、透明な漆が塗られているところが特徴です。
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そして、このテーブルに展示されている長い巻物のようなものは何だと思いますか?
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これは、料亭 金勇で使われていた献立表です!
展示していた献立のひとつは、昭和41年8月に太平正芳(おおひら まさよし)官房長官が来館したときの献立とのことです。
こんな立派なものが献立表とは、おどろきです!
(; ゚Д゚)
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これが献立とは!
この献立ひとつを取っても、料亭 金勇の華やかさが伝わってきます!
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1階「多津美の間」
ここには、金勇「大広間」で開催された、囲碁の公式戦「本因坊戦(ほんいんぼうせん)」ゆかりの品々が展示されていました。
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中庭側から見た「旧料亭 金勇」のたたずまい。
とても趣(おもむき)があります!
(*’▽’)
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わたしが見学に行ったときは、ちょうど紅葉で木々が色ずく時期!
金勇のステキな庭も、色ずいて更にステキな庭に!
階段をのぼって2階にあがります。
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これは、2階のトイレです。
トイレまで凝ったつくりになっています!
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「デカいっ!!」(; ̄д ̄)
と、思った襖(ふすま)
わたし的には、この大きな襖も見どころのひとつでした!
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2階の廊下です。
この横に大広間があります。
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2階の「大広間」です。
ここは、「四畳半仕切り格天井(よじょうはんしきりこうてんじょう)」と呼ばれる天井が見どころです!
「四畳半仕切り格天井」とは、畳一畳サイズの杢目板(もくめばん)を卍型に配した天井だそうです。
そして、畳一畳サイズという大きなの杢目版をつくるために、樹齢260年以上という天然秋田杉の根本部分を使っているとのこと!
あまり目の届かない天井でさえ、とても豪華につくられています!
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大広間の舞台です。
往時には、能代芸者といわれる芸者さんが手踊りを踊っていたそうです!
それにしても立派な舞台です!
(*’▽’)
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大広間にある「花籠(はなかご)」
こんな大きい花籠は見たことがありません!
(* ゚Д゚)
竹と木の根で編んだ花籠で、当主自らが京都で買い求めた花籠だそうです。
その大きさといい、大変に珍しい花籠だそうです!
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2階 中庭側の廊下。
この廊下からは、庭の眺めがとても良かったです!
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「旧料亭 金勇」へのアクセス
電車でのアクセス
JR五能線 能代駅から徒歩約10分
車でのアクセス
秋田自動車道 能代南インター・能代東インター、どちらからも約15分
「東洋一の木都」と称された能代の栄華を今に伝える『旧料亭 金勇』
皆さまも、ぜひご見学ください!
(^^♪
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